株式会社コアシステムジャパンは、独自の光ファイバーセンサー原理「ヘテロコア方式」を活用したセンサーを企画・開発・製造・販売しています。そのヘテロコア方式の光ファイバーセンサーを現場で、迅速・簡単・トラブルなくご利用いただく為、制御マイコンとデータ通信機能を有する「iLine®-コントローラ」と、センサーデータ取得・閲覧ソフトウェアをお客様のご使用状況に合わせ、PCアプリ・スマホアプリ・ブラウザ閲覧といった形でご提供しています。

インフラ遠隔監視用光ファイバーセンサーIoTシステム「iLine」説明図

ヘテロコア方式光ファイバーセンサー

 コアシステムの光ファイバーを利用した独自のセンシング技術である「ヘテロコア方式」は、過酷な環境(例えば、橋梁・鉄塔など屋外で電波ノイズ・振動・高温多湿な状況)に置かれた物体の「変位」や「歪(ひずみ)」「振動」を精緻に検出することが可能です。
 例えば、歪(ひずみ)の検出を利用することで、水位(水圧)を測定する「光ファイバーの式水位センサー」を開発し、実用化にこぎつけています。

ヘテロコア方式を利用した光ファイバーセンサーの例

■変位計方式
o 変位計(レンジ:5mm ~ 300mm)
o 傾斜計
o 加速度計(旧)
o スイッチ (押し込み、マグネット)
o ネット用センサ

■ 圧力計方式
o Pタイルセンサ
o トラフ用センサ >>(古河電工)

■歪(ひずみ)ゲージ方式
o ひずみゲージ
o 温度計
o 加速度計
o 水位計

ヘテロコア方式の光ファイバーセンサー部を化学反応によって検出させより様々なセンサーを開発することが可能です
  • 水素センサ
  • 湿度センサ
  • 液体検知センサ(屈折率を利用)
  • pHセンサ
  • 塩化物センサ

光ファイバーセンサー専用制御ボード「i-Line®-コントローラー」

ヘテロコア方式の光ファイバーから送られる光信号を制御するマイコンのファームウェア開発をお客さまで行う必要はありません。コアシステムジャパンがセンサーの特性を考慮したファームウェアで安定的にセンサーデータを取得することが可能です。

  • メイン機能
    • LED/PDの温度補正機能(センサ込みで特性取りが必要)
    • センサーに合わせたファーム書き換え(マイクロUSB)
    • ゲイン・基準値の調節機能
    • 外部出力
      • アナログ出力(電圧/電流、レンジ可変)
      • デジタル出力(USB、SDカードなど)
      • 無線出力(Sigfox、LTE-Cat.M1、プライベートLoRa)
        CSJウェブサーバーへデータ送信(HTML形式)
        クラウドサービスアプリから閲覧可
  • 追加オプション
    • 常時計測/間欠計測
      • 間欠計測の場合、条件次第で
        年単位のバッテリー駆動が可能(1データ/15分、LTE-Cat.M1)
水位センサーとiLineコントローラの接続イメージ

i-Line®アプリ

 現場に設置した光ファイバーセンサーの測定データを、すぐにPCのCSVファイルで取得したり、PCやスマートフォンで閲覧する為に、コアシステムジャパンでセンサーデータ管理テストサーバーを用意しています。 
 まずは、センサー→コントローラー→PCにつなげて、センサーデータを取得できることを確認できれば、数日のうちに、インターネット経由でテストサーバーに送り、ブラウザなどで閲覧ができる状態まで構築可能です。

ヘテロコア方式の光ファイバーセンサーのワンストップソリューションの例