光ファイバー(ヘテロコア方式)変位センサー(大型構造物用)「i-Line® AD30」

「i-Line® AD30」は、光ファイバーを使用した大型構造物用変位センサーです。光ファイバーセンサーの特徴として、、長距離・広範囲の遠隔監視に優れ、またセンサー部・伝送部に電気を使用していないため、引火の恐れがない、電磁波の影響を受けない、水周り・屋外での使用が可能などの優位性があります。

さらに、センシングの原理に、コアシステムジャパン独自技術の「ヘテロコア方式」を採用。光ファイバーセンサーの他の方式には無い、低価格・軽量・高耐久性を実現しました。

特徴

・構造物、斜面、地盤などの変位をシームレスに広いダイナミックレンジ(5μm~300mm)で計測
・微細な変位(振動、ひずみ、傾斜など)を正確に検知 →精度 0.1%/FS
・被測定物の変位をDC〜数kHzの時間応答実時間でモニタリング可能
・変位を単に光強度変化に変換する原理により光センサ部の温度依存性を排除
・従来の光ファイバセンサに比べて非常に安価(20~100分の1)なシステムを実現
・使い回しの敷設が可能、 センサヘッド-計測器の距離は制限なし、(往復60km実績)
強電界、強磁界に強い、防爆、避雷に強い, 長寿命

変位センサー(大型構造物用)の構成概要

光ファイバーセンサー(ヘテロコア方式)変位センサー 「i-Line AD30」構成概要図

変位センサー(大型構造物用) 「i-Line® AD30」 仕様

外形サイズ144L x 80W x 28Hmm(探針ロッドを除く) 探針ロッド(φ5)の長さはカスタマイズ可
重量670g(光ファイバーパッチケーブルを除く)
材質アルミニウム(探針ロッド部はステンレス)
計測範囲0~30mm
精度0.1%FS(ヘテロコア部による精度)
時間応答数十ミリ秒(数十Hz) ヘテロコア部の自由振動数は数kHz程度ですが、各種センサーヘッドのケーシング等の構造により時間応答性は周波数にしてDC〜数kHzの範囲となります。
使用温度範囲-10~60℃(凍結なきこと)
光ファイバーシングルモード光ファイバ(光源波長1,310μm)
ケーブル長~30km(センサ設置箇所から計測器まで)
設置方法コンクリートアンカーボルト(標準)
備考防水加工済み(IP57相当)
計測範囲はカスタム提供が可能です。

基本仕様における測定範囲は0~30mmですが、0~500mmで計測範囲をカスタマイズすることが可能です。

測定範囲のカスタマイズ例

光ファイバー(ヘテロコア方式)の変位センサーの導入事例
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センサーだけじゃありません!インフラの遠隔監視がすぐに可能になるIoTセンサーシステム「iLine®」

「i-Line®」は光ファイバー(ヘテロコア方式)センサーを活用した、遠隔監視システムです。このページでご紹介している変位センサーをはじめとした独自の光ファイバーセンサーに加え、各通信規格に対応可能な制御コントローラーデータがすぐに確認できるウェブアプリケーションのご提供することで、お客様の現場ですぐに、導入試験・運用検討が行えるようになっています。

インフラ遠隔監視用光ファイバーセンサーIoTシステム「iLine」説明図