光ファイバー(ヘテロコア式)変位センサー(大型構造物用)による橋梁支承部の計測

この事例では、関東のある高速道路の橋梁支承部に、光ファイバー(ヘテロコア式)変位センサー「i-Line® AD30」を取り付け、そのデータから、温度変位の解析・大型車両通行頻度の解析・固有振動数の解析が可能かどうかを実証しました。

センサーの取付け

変位センサーは、橋梁の外側支承部の2か所に約1週間、設置しました。

変位センサーでの橋梁支承部の状態監視実証のセンサー取付詳細の説明
変位センサーでの橋梁支承部の状態監視実証のセンサー取付詳細の説明

試験結果概要

時間vs変位データから、「温度変位」、「大型車両通行頻度」、「固有振動数」の解析が可能という結果を得ることが出来ました。

光ファイバー(ヘテロコア方式)変位センサーでの橋梁支承部の変位試験からの知見

センサーによる温度変位解析により、遠隔からの支承部の機能評価が可能になる

大型車両通行の頻度を測定し、遠隔からの橋梁寿命判断が可能になる

通常の固有振動数から大きくずれているかどうかを遠隔監視することが可能